東京文京区にある東京大学の小石川植物園はもともと江戸幕府によって開園された小石川御薬園(こいしかわおやくえん)でした。1722年(享保7年)に御薬園内に小石川療養所が開設します。赤ひげ(新出去定(にいで-きょじょう))先生のモデルとなった小川笙船(おがわーしょうせん)の療養所でした。療養所の井戸は現在も園内にあります。この療養所は東京大学医学部附属病院の前身といわれています。
療養所の井戸(右の写真)
園内には本郷にあった旧東京医学校本館(重要文化財)の建物も移築されています。前回お玉ヶ池種痘所が東大医学部の前身と書きましたが、東京医学校ではそれまでのオランダ医学やイギリス医学から決別しドイツ医学へ転換していくのでした。
二子玉川ステーションビル矯正・歯科
小児歯科担当 髙見澤 豊