Bridgesの情緒の分化図は子ども関連の多くの教科書に載っており(下図)、情緒の基本的な分化は5歳までに完了するといわれています。5歳児は成人と同様に羨望や失望、羞恥心があり、希望ももちます。また、放送大学の乳幼児心理学のテキストには、多くの5歳児が大好きなおばあちゃんからプレゼントを貰ったとき、そのプレゼントが好みの物でなかった場合でもおばあちゃんに気遣い「ありがとう」といえると書いてあります。
抽象的な概念や想像力、現実とフィクションの違いはもっと年齢を重ねないと理解したり身についたりしませんが、こころの基本的な部分は5歳ごろにはできあがっていると考えてもいいかもしれませんね。
二子玉川ステーションビル矯正・歯科
小児歯科担当 髙見澤 豊