歯が生え始めるのは生後7~8か月ごろで下の前歯からです。歯ブラシでの清掃は歯が生え始めれば始めていいのですが、いきなり歯ブラシをお口入れられるのは嫌がられます。お口やその周囲は大変敏感な部位なので、歯が生える前から唇周囲を触ったりして慣れさせる必要があります。専門的にいうと一種の脱感作療法といえます。過敏を徐々に取り去るということです。機嫌のいいときにスキンシップの一環としてお口の周りを触れたり、ガーゼを巻いた指でお口の中を拭いたりしてみてください。
参考文献
井上美津子:乳幼児のう蝕予防を考える~ 子どもの発育時期に合わせたう蝕予防とは~,日本歯科医師会雑誌,Vol. 73 ( 2) 19-28,2020
二子玉川ステーションビル矯正・歯科
小児歯科担当 髙見澤 豊