歯の博物館で近代西洋歯科医学発祥の地について学び、日本歴史教育歴史館で蘭学、南蛮医学のはじまりに触れ、済生学舎発祥の地を訪ねました。
第3弾として千葉県佐倉市の佐倉順天堂記念館http://www.city.sakura.lg.jp/0000001196.htmlと印西市の印西市立印旛医科器械歴史資料館https://ikakikai-hozon.org/を訪ねました。
順天堂は天保9年(1838年)に和田泰然(のちの佐藤泰然)が江戸日本橋薬研堀に蘭医学塾和田塾を開いたのがはじまりです。攘夷機運が高まる中、洋学に対する風当たりが強くなり、佐倉藩の藩主堀田氏の庇護のもと佐倉に移転しできたのが佐倉順天堂でした。現在の記念館は当時の医院に比べかなり小さいものですが、雰囲気は残っているように感じます。
記念館入り口。立派な門構えですね
佐倉順天堂の説明
佐藤泰然の胸像と順天堂記念館
入館料100円です
古文書以外は写真撮影可です
洋室ですね
当時の実験器具です。今と変わりませんね
和室もありました
昔の顕微鏡です
キニーネやクレオソートなどこの時代からあったのですね
すごいね!積極的に麻酔を用いなかった
車で10kmほど移動し医療機器歴史資料館へ。入館料無料です
医療器械歴史館は写真撮影不可なのですが、人工心肺、人工腎臓などの初期のものがありました。展示品の解説のビデオを見せていただきました。
19世紀半ばの初期のエーテルやクロロホルム麻酔器と世界で初めて全身麻酔で乳がんの手術を成功させた華岡青洲の外科器具がともにレプリカですが印象的でした。
心臓のペースメーカーもはじめは電池の性能が低かったので、長期間電池の交換が不要な原子力電池を使用したものもあったとか、放射線線源が体内に埋め込まれていたことに驚きました。
二子玉川ステーションビル矯正・歯科
小児歯科担当 髙見澤 豊